4441 東証プライム(情報・通信)
トビラシステムズ
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
モバイル、固定電話向け迷惑電話をブロックするサービスを提供
トビラシステムズ(以下、同社)は、かかって来た電話が迷惑電話に該当するかどうかを自動的に判別し、オレオレ詐欺や還付金詐欺等の被害を防止するためのセキュリティサービスや製品を独自開発している。
同社は日本全国の迷惑電話番号等に関する情報を収集し、独自の迷惑電話番号抽出技術注1により生成される迷惑電話番号リストを日々更新している。
警察・自治体等の公共機関やユーザーからの情報をデータベース化している。また、同社独自でも迷惑電話情報を収集している。同社はこの迷惑電話番号リストを参照して迷惑電話に該当する電話を着信しないようにするサービスや製品を提供している。
同社の報告セグメントは「迷惑情報フィルタ事業」と「その他事業」に分類されているが、売上、利益の9割以上は迷惑情報フィルタ事業によるものである。
その他事業はホームページの制作運営支援システムの販売及びシステムの受託開発を行っているが、迷惑情報フィルタ事業に注力するため、積極的には取り組まない方針である。
迷惑情報フィルタ事業は、「モバイル向けフィルタサービス」、「固定電話向けフィルタサービス」、「ビジネスフォン向けフィルタサービス」の3つのサービスで構成されている。
この3サービスの各々の売上高は開示されていないが、18/10期では、迷惑情報フィルタ事業の売上内訳は95%程度がモバイル向けフィルタサービス、5%程度が固定電話向けフィルタサービスによるものであり、ビジネスフォン向けフィルタサービスの売上高は僅少と証券リサーチセンターでは推定している。
(2019年4月26日時点)