6565 東証スタンダード(サービス業)
ABホテル
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事業内容(レポートから抜粋)
「ABホテル」のブランドで愛知県を中心にホテル事業を運営
ABホテル(以下、同社)は、「ABホテル+地名」という名称で、愛知県を中心に宿泊特化型のホテルを展開している。
ホテルブランド「ABホテル」の「AB」は、「Amenity & Bright」の頭文字に由来する。「快適で明るい」のコンセプトのもと、「ビジネスホテルより快適で、シティホテルよりリーズナブルに」をキーワードに事業を行っている。
立地は駅前や主要インターチェンジ付近等のビジネス利用の需要が見込まれる地域をターゲットとしている。一部、観光立地の店舗もあるが、ビジネス利用が土台となっていることには変わりはない。宴会場や会議場を設けない宿泊特化型だが、建物は女性やファミリー層の利用を意識したつくりとなっている。
同社は、ホテル事業の単一セグメントだが、売上高は、東海エリア、関東エリア、北陸エリア、関西エリア、中国エリアの5つの地域に分類される。19/3期の売上高に占める割合は、本拠地の愛知県を含む東海エリアが72.5%を占めている。
(2019年7月5日時点)
沿革(レポートから抜粋)
同社の前身は、親会社である東祥のホテル事業部である。東祥は、元は東和建設という建設会社であったが、建設工事以外の事業展開を模索し、1996年にスポーツクラブ事業を開始した。
その後、99年に、愛知県安城市の東海道新幹線の三河安城駅前に「サンルート三河安城(現ABホテル三河安城本館)」を開業し、ホテル事業への参入を果たした。当初はホテル運営に関するノウハウがなかったため、ホテルサンルートのフランチャイジーとしての開業であった。
現代表取締役社長の沓名一樹氏は、東祥の現代表取締役会長の沓名俊裕氏の次男である。大学卒業後に米国ニューヨークでの語学留学を経て、まだホテルサンルートのフランチャイジーであった03年に、東祥に入社し、その後一貫してホテル事業に携わっている。
05年9月、東祥は自社ブランドでの展開を志向し、ホテルサンルートとのフランチャイズ契約を解消し、「ABホテル」での展開を開始した。「サンルート三河安城」は「ABホテル三河安城本館」に名称を変更するとともに、近隣に「ABホテル三河安城新館」を出店し、愛知県内での多店舗展開を開始した。
14年10月に、東祥から新設会社分割により、同社が設立された。メイン事業であるスポーツクラブ事業とホテル事業における経営の意思決定を速くし、それぞれの事業の出店を加速することが目的であった。この分割により、同社も年4~5店の出店を可能とする基盤が構築された。
その後、店舗数を17店舗まで増やしたところで、17年12月に東京証券取引所JASDAQスタンダード及び名古屋証券取引所市場第二部に上場した。上場後も店舗数の増加は続いている。
(2019年3月29日時点)