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リファインバース

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基本情報

特色 廃棄物を資源化して循環型ものづくりを行う次世代型素材メーカー 市場名 東証マザーズ

事業内容(レポートより抜粋)

リファインバース(以下、同社)は、循環型ものづくりを行うメーカーである。廃棄物を原料としたものづくりを行うビジネスモデルのため、素材を製造販売する機能と、廃棄物の収集・処理する機能を自社グループ内で有している。

一般的に、製造業のプロダクトライフサイクルには、原料から製品を製造して販売するバリューチェーンと、使用後に廃棄物となった製品を処分するバリューチェーンが存在する。

従来はこれらのバリューチェーンは互いに独立しており、資源を使って新品が大量に製造され、使用後には大量に廃棄されていたため、地球環境に大きな負荷がかかっていた。

同社はこの2つのバリューチェーンを統合し、廃棄物の再資源化を通じて、材料、製品の循環を実現する循環型ものづくりのビジネスモデルを構築している。

それは処理困難物とされる使用済みカーペットタイルのリサイクルで実現され、同社の主力事業となっている。使用済みカーペットタイルの再資源化率は90%に達し、技術開発により100%達成も射程圏に入っている。

カーペットリサイクルは再生素材の生産量が損益分岐点を超える水準に達し、安定成長段階に入っている。上場及び新工場の設立により、カーペットリサイクル以外の循環型ものづくりの新たなビジネスモデルの立ち上げも視野に入ってきた。

同社の事業は、再生素材を製造し販売する「再生樹脂製造販売事業」と、原料となる廃棄物を収集・運搬して中間処理を行う「産業廃棄物処理事業」の2つのセグメントで構成されている。

16/6期、17/6期とも、全売上高の約64%を産業廃棄物処理事業が占めるとともに、セグメント利益率も20%弱の水準で安定推移している。

一方、全売上高の30%強を占める再生樹脂製造販売事業は、相対的に利益の変動が大きいと言えよう。

(2018年3月16日時点)

沿革(レポートより抜粋)

同社の祖業は、1983年に設立された有限会社御美商(ごみしょう、93年に株式会社に改組)によって始められた、内装リニューアルによって生じる床材等の内装材の回収である。当時、内装材回収に特化した事業者は珍しかったという。

90年以降、OA化の進展を背景に、OA機器の配線の自由度を高める二重床のオフィスが急速に普及した。その二重床に必要なカーペットタイルには塩化ビニルが用いられていたため、使用済みのカーペットタイルは処理困難物として扱われていた。

塩化ビニルは燃やすことができないばかりか、破砕しようとすると、破砕機の刃が壊れるためである。

内装リニューアルにより排出される使用済みカーペットタイルを中間処理業者に持ち込んでも嫌がられたため、同社は、2000年に中間処理施設(リファイン3)を設置し、自社で中間処理ができる体制を構築した。

翌01年には、廃棄カーペットをリサイクルするための実証プラント(リファイン2)を設置し、現在の樹脂再生技術を確立した。

03年、御美商、産業廃棄物処理装置の製造販売を行うライザエンジニアリング、御美商とオーナーを同じくする内装解体業を専門に行うベストの3社が、株式移転により、事業持株会社を設立した。これが現在の同社の原形となっている。

なお、05年に、御美商はベストを吸収し、後にジーエムエスと改称した(現在は同社の連結子会社)。一方、ライザエンジニアリングは、06年に全株式を譲渡し、子会社ではなくなっている。

その後、06年に、千葉県で産業廃棄物処理業許可を取得した後、千葉県八千代市において、再生樹脂製造工場が本格的に稼働した。また、同年、再生樹脂製造を補完し、カーペットタイルの再資源化を強化するために、インバースプロダクツ(現ジーエムエス)が設立された。

カーペットタイルの再資源化の事業は、想定していたより立ち上がりが遅かったが、森ビルとの協業開始(09年)、住江織物(3501東証一部)とそのグループ会社のスミノエ(大阪府大阪市)、住友商事(8053東証一部)、同社の4社による共同開発の「ECOS(エコス)シリーズ」の製造開始(11年)を通じて、再生素材の生産量が増加し、収益化していった。

16年になると、新開発の高分離精製プロセスの実証プラントを設置するなど新しい技術に対する研究開発を始めたほか、日東化工よりリサイクルナイロン製品事業を譲り受けてナイロン樹脂のリサイクル事業に参入するなど、リサイクル分野での新規事業の開拓志向を強めている。

こうした事業の拡大のため、16年7月に、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。

(2018年3月16日時点)

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