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ピーバンドットコム

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特色 プリント基板のECサイト「P板.com(ピーバンドットコム)」を運営 市場名 東証一部

事業内容(レポートより抜粋)

ピーバンドットコム(以下、同社)は、電子機器の基幹部品であるプリント基板に特化したECサイト「P板.com(ピーバンドットコム)」を運営し、オーダーメイド品であるプリント基板の複雑な受発注をウェブサイト上にてワンストップで完結するサービスを提供している。

「P板.com」のサイトは、自社で完結する受発注の仕組みを有していることと、提携する世界各地の工場に生産を委託するファブレス体制によって供給量の確保と納期の平準化ができることを特徴としている。

その結果、少量生産の案件や、最短1日の短納期の案件への対応が可能となり、中小企業や個人のエンジニアでも利用できる利便性の高いサービスを実現している。

同社のサービスは、プリント基板製造の工程に対するサービスとして始まったが、基板製造の前段階である基板設計の工程と、基板製造の後段階である部品実装の工程に対するサービスも付加していき、サービスメニューを広げていった。

さらに、筐体製造やハーネス加工といったプリント基板の周辺の領域にも拡大してきている。「P板.com」以外のサイトとともに、モノづくりの全工程を支える「GUGEN」プラットフォームの構築を目指している。

同社はプリント基板のEコマース事業の単一セグメントであり、売上高の内訳についての詳細な開示はない。ただし、利便性が高いサービスであるため、ユーザーの増加が増収の要因となっている。

(2020年2月28日時点)

沿革(レポートより抜粋)

現代表取締役社長の田坂正樹氏は、FA・金型部品の専門商社のミスミ(現ミスミグループ本社 9962東証一部)にて、半導体のインターネット通販の新規事業に携わっていた。

ミスミは戦略変更に伴い新規事業から撤退したが、BtoBのインターネット通販の事業の可能性の大きさに魅せられた田坂氏は、02年4月に同社を設立した(設立時の社名はインフロー)。

なお、この時、田坂氏が着目したのは、プリント基板であった。それは、プリント基板が設計書をもとに受注生産される製品であるため、半導体とは異なり、在庫及びその管理のための倉庫を持つ必要がなく、ベンチャーとして起業するのには適していたからである。

こうして、プリント基板のインターネット通販に商機を見出すこととなり、会社設立の翌年の03年4月に、現在の主力サービスである「P板.com(ピーバンドットコム)」の運営が本格的に始まった。開始当初は、基板製造サービスのみであった。

04年5月にプリント基板のパターン設計CAD「CADLUS X」の無償提供を開始したことが、「P板.com」のユーザー増加のひとつの契機となった。

利用者の増加とともに、04年11月に設計サービス、05年12月に実装サービスを開始し、基板製造サービスをベースに、対応できる領域を広げていった。

12年6月には、社名を現在のピーバンドットコムに変更した。翌13年7月には、「GUGEN(ぐげん)」と呼ばれるイベントの開催を開始した。

モノづくりの工程全体に視野が広がった流れを受け、14年10月に筐体・パーツ製造サービスを、16年5月にハーネス加工サービスを開始したほか、同じ16年5月にはプリント基板関連の技術啓蒙サイト「@ele(アットマーク・エレ)」を開設し、サービス領域の拡大を進めていった。

このように、サービス領域を拡大していく過程で、「GUGENプラットフォーム」の構想が具体的になってきた。これは、基幹部品であるプリント基板をベースに、モノづくりの工程全体をカバーしていくという構想である。

17年3月の東京証券取引所マザーズへの上場後も、18年12月にスイスのSwissmic SAとのシステム開発における業務提携を行うなど、「GUGENプラットフォーム」の構築に向けた取り組みが続いている。19年12月には東京証券取引所市場一部への市場変更を果たし、現在に至っている。

(2020年2月28日時点)

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