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大冷

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アナリストレポート

基本情報

特色 骨なし魚のパイオニアを自負する冷凍食品のファブレス企業 市場名 東証一部

事業内容(レポートより抜粋)

大冷(以下、同社)は、業務用冷凍食品のファブレス企業である。98年に「骨なしたちうお」の商品化に成功して以来、骨なし魚の分野でのパイオニアとされている。

骨とりをした魚をそのまま冷凍加工した「骨なし魚」シリーズのほか、凍ったままの調理を可能にしたり、冷めても柔らかさが保たれるようにしたりする加工処理を施した「楽らくシリーズ」が商品化されている。

ファブレスの形態をとるため、同社の役割は企画・開発と販売になる。販売は給食事業の大手企業等への直接販売もあるが、基本的には問屋経由での間接販売が中心である。病院や高齢者施設の給食向けが多く、スーパーやコンビニエンスストア等の店頭で販売される市販にはほとんど回っていないと推察される。

生産は国内及び海外(中国、ベトナム、タイ)の約50社の協力会社に委託されている。同社の仕入のうち約60%が海外で生産されたものとなる。同社が製造および品質管理の技術とノウハウを有し、それらを協力会社に提供する形をとっている。

同社は業務用冷凍食品卸売事業の単一セグメントであるが、売上高は3つの事業部門に分類される(図表1)。骨なし魚事業が売上高全体の約45%を占めるが、売上構成比は低下傾向にある。

(2017年7月7日時点)

沿革(レポートより抜粋)

1971年に安楽修氏が創業した業務用冷凍食品を扱う個人事業会社が前身で、翌72年に同社が設立された。切り身魚を得意とし、本業は順調に事業が拡大したが、90年代の多角化の失敗で業績が悪化し、01年には債務超過に陥った。

その時、同社に資本を投入して救済したのが、富山県のフルタフーズ(未上場)と加ト吉(現 テーブルマーク)である。両社の資本参加に際して、創業家の安楽家は経営から手を引くこととなり、再建を任されたのは、03年に就任した現社長の齋藤修氏であった。

同社の経営危機は多角化の失敗によるもので、本業は傷んでいなかった。同社の顧客で病院・介護施設向けに食材を提供する大手給食企業からの依頼で、骨なし魚の開発に着手し、98年に「骨なしたちうお」の商品化に成功した。同社の業績回復は、この骨なし魚があったからこそである。07年には「冷凍骨抜き魚及びその加工方法」が特許を取得した。

再建の過程で支援を仰いだ加ト吉は、その後、JT(2914 東証一部)の傘下に入ることになった。JTのグループ経営の方針により、加ト吉が保有する同社の株式はフルタフーズが買い取ることになった。その関係で、同社の大株主にフルタフーズの関係者が名を連ねている。

同社は16年11月21日に東証一部に市場変更した。

(2017年7月7日時点)



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